調査系論文シリーズ

Cohenのdを求める関数(p107)

p107のCohenのdを求める関数は、以下のとおりです。

cohen_d <- function(x1, x2) {
  m1 <- mean(x1)
  m2 <- mean(x2)
  n1 <- length(x1)
  n2 <- length(x2)
  s1 <- sd(x1)
  s2 <- sd(x2)
  Sp <- sqrt(((n1-1)*s1^2+(n2-1)*s2^2)/(n1+n2))
  d <- (m1-m2)/Sp
  d
}


1行目は「cohen_dという名前で、2つの引数をもつ関数を作成するよ」という宣言をしています。

x1とx2には、それぞれベクトル(データフレームでいえばある1列)を指定します。

2・3行目:x1の平均をm1、x2の平均をm2として保存する。

4・5行目:自動で変数の長さ、つまりデータ数をカウントする。

6・7行目:2・3行目と同様に標準偏差をそれぞれs1, s2として保存する。

8行目:プールされた標準偏差を求めSpとして保存します

9行目:平均の差をプールされた標準偏差で割って、dとして保存します。

10行目:保存されたdを表示します。


次の式と、スクリプトを見比べながら紐解いてみてください。

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