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心理調査法1.2

「調査法」とは、通常、調査票を用いた質問紙法や面接法を用いたデータ収集法のことを指す。

収集したデータから有益な情報を探索し、解釈するという行為は心理学のみならず多くの分野で行われている。データを適切に解釈するためには、どのように収集され(調査計画)、どのような手法で結果が導かれているのか(データ解析法)という点を十分に理解しておく必要がある。これらは卒業論文等で自身が調査を実施する際にも必要不可欠な知識である。

「心理調査法1」では、質問紙調査および、そのデータ解析に焦点を当てる。質問紙調査は、心理学の研究に限らず、企業のマーケティング等においても頻繁に用いられる手法である。本講義では、質問紙調査を実施する際に必要な知識や検討すべき点、注意すべき点について具体例を挙げながら解説する。また、近年注目されている統計的手法に関しても適宜解説を行う。

最終的には、受講生一人ひとりが自身の卒業研究に見合った研究法(調査法)を見出し、実践に活かせることを目指す。



心理学専門演習|3年・4ゼミ

心理学では人のこころの働きやメカニズムに関してさまざまな探求が行われています。

本ゼミでは、各自で興味のある心理的な現象や働きに注目し、心理学の研究として成立するものを2年間で完成させることを目標とします。特にこころをどのように捉えるのか、そのためにはどのようにデータを集める必要があるのかなど心理調査法や心理計量学の視点を重視します。

テーマに関しては自由ですが、
1) 教育心理学分野の研究(例:動機づけなど)
2) 社会健康医学・臨床心理学分野の研究(例:QOLやストレスに関する研究)
3) 質問紙調査の基礎的研究(例:調査方法が結果に与える影響)
4) 教育評価分野(項目反応理論(Item Response Theory; IRT))
などを中心に各自で設定してもらいます。

心理学専門演習では、調査を実施してデータを集めること、統計的手法を用いて分析し、解釈し、まとめるために必要な基礎を養います。

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