wakita: 2007年4月アーカイブ

家にある本の冊数を尋ねると プライバシー侵害になる?? J-CASTニュース 2007年04月24日20時21分 より

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文科省は「個人情報は厳重に取り扱う」としている 全国の小学6年生と中学3年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が2007年4月24日行われた。国公立の学校ではほとんどが参加したが、中には「憲法や個人情報保護法に違反する」として調査の中止を求めて裁判所に仮処分申請をした生徒もいた。家にある本の冊数を尋ねる質問項目があり、これはプライバシーに関わり、憲法違反になる、といった理屈からだ。

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前にも書いたこの問題。

難しいですね。

本の冊数を尋ねる問題はTIMSSにもあります。
(意識していたりするのだろうか・・・)

これがプライバシーかぁ、という気もしますが・・・


本当に調査のしづらい世の中になってきています。

結構、致命的なことかも・・・


プライバシーの権利を否定する気はまったくありませんが、過剰反応はちょっとなぁという感じです。

プライバシー意識が高い人は調査に協力しないという
ことだけでも、調査結果が歪められていると
考えることができます。

その結果をもとに、さまざまな結論が導かれたり、大げさに言えば政策が決定されていくのは不幸だなと思ったりします。

結局、何らかの意図をもった人達にとって
都合のよい結果のみが世に出ていくことにも
なりかねないと思います。

ちゃんとプライバシーに配慮した計画に
なっているのであれば許して欲しいなと思ったりします。

学力テスト中止求め仮処分申し立て 京都の児童、生徒9人 4月16日20時50分配信 京都新聞 以下下線部引用。

全国学力調査に、質問紙調査も入ってるのですね。
知りませんでした。

以下、学力テストではなく、質問紙調査の内容についてです。

「生活習慣や学習環境について問う「質問紙調査」も行う。氏名か、個人特定に結びつく番号を記入させ、採点や集計は民間業者が行う。」だそうで。

「文科省が昨年末に実施した予備調査では、質問紙調査に「自分は家の人から大切にされているか」「先生から認められているか」などの項目があった。」 → これらは削除されたみたいですね

質問紙を作る時には本当に注意が必要です・・・。
作成側の気持ちも分かるだけだけにね・・・(笑)

賛否両論あるとは思いますが、個人的にはすべての項目を公表して欲しいところです。
(どこかでしているのかな?)

小学校はB社、中学校はND社ですか・・・
前者は分かるけど、後者はそういうことやっているのでしょうか。
あくまで推測ですが、どちらもB社が作っているような・・・

独立して制作しているとすれば、小学校・中学校で項目が異なって比較ができないだろうからそれはそれで問題か。

そして、どういった分析をするのか、
どんな形で結果を公表するのか非常に興味深いところです。

実施要項をよく知らないですが、
個人個人の得点を返すことはしない?
クラスの平均、SDを担任に返す?
学校単位?地域単位?

文科省のページによると

匿名性は守った上で?個人の結果を返すようです。
学力テストはまぁいいとして、区別して書かれていないようなので。
これ質問紙部分はどうなのでしょうか。

これもまた興味深いところです。

新年度

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2007年度の開始です。

とりあえず研究を進めるのが目標です

分野の違いに戸惑いつつも、パワフルさスピードにも
だいぶ慣れてきました


ここもできる限り書きたいと思ってはいます。
思ってはいるんですけどね・・・。

書けることと、書けないことがあったりして(笑)


最近の興味は医学分野で独特の分析方法

まだよく分かってないのですが、
心理学に持ち込んだらおもしろそうな
ものもあります。

その辺りも書いていけたらと思っています。