2014年2月アーカイブ

新薬、保険適用に新基準

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費用対効果で審査 という記事が日経に出ていました。

新薬にかかる費用に対し(1)どれぐらい延命効果があるのか(2)既存の薬などと比べて治療効果が高いのか(3)生活の質はどれだけ改善するのか などで評価するとのこと。

私としてはやはり(3)が気になります。

尺度開発をしている私の観点からすると、

患者さんが多い疾患→データが集めやすい→尺度開発(validationも含む)はやりやすい
患者さんが少ない疾患→データが集まらない→尺度開発が難しい

ここは素人的考えですが、薬価は大量生産?が可能 or 需要が多い方が安くなるのではないかと。
患者さんが多い疾患→薬価が抑えられる
患者さんが少ない疾患→薬価が抑えにくい

こう仮定すると(かなり飛躍していますが)、
薬価が高いものほど、データが集まりにくい→尺度開発が難しく、生活の質(QOL)を評価しにくい

ともいえます。

ここから先は危惧ですが、だからといって
怪しい尺度を使って評価したり、
海外版の単なる翻訳に頼る、
ましてや患者さんの少ない疾患に対する薬の保険適用が妨げられるということは
避けなければなりません。

このバランスをどう取るのか。とても難しい問題だと思います。




再開?

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突如思い立って、再開しようかなと。

今日はたくさんの若い人に会いました。

この仕事は2年ぶり。

ちょっとニュースをみていたら、某大学では、
1回の受験で複数の学部を受けることができる受験方式が
人気で、受験者が増えているそうです。

このニュースは、仕事後にみたのですが、
この受験方式は、偶然、仕事中にぼんやりと考えていた方式です。

経済学部に興味がある人が、文学学部に合格するとかがあるわけです。

興味が無いことを学ぶことほどしんどいことはないと思います。

高校まではある程度決められた科目を、
関心があろうとなかろうと学ばなければならないのが実際です。

大学は、自分が学びたいことを学べるというところが良いところだと思います。

きれい事ではなく、本当にそう思います。

大学名とかではなく、学びたいことで、行き先を決めて欲しいなと。

少なくとも自分のゼミ生にはそういう選択をした人に来て欲しいです。

こんなことを書くということは、
自分が説教臭いオヤジになった証拠かもしれませんね。。。