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毎回毎回間隔が空いてしまっています・・・

この間に,僕が関わった本が2冊出版されました。
記念すべき 初・本 です(笑)

●「心理学 Introduction to Psychology」
浦上昌則・神谷俊次・中村和彦 編著
ナカニシヤ出版 

こっちには,数値データと分析ということで
数ページ書いています。
正直,教養での心理学の概論書という
位置づけなので僕の書いた箇所に関しては,
他の書籍とそれほど変わらないかと・・・。
尺度水準とか,相関係数とかの内容は
なかなか画期的なものは難しいですね。

ただ,少しだけ挑戦した箇所があります。

尺度水準の説明って
なぜ 

名義尺度→順序尺度→間隔尺度→比率尺度

何でしょうね。

これまでいろいろな本を読んできて,
不思議でならなかったことです。

おそらく,普段日常生活の中で接している
数値の中で一番多いのは比率尺度ですよね。
ということで,親しみのない名義尺度より,
比率尺度からの方がイメージしやすいかなと。

そこで,この本の中では
比率尺度→間隔尺度→順序尺度→名義尺度
という順番での説明を試みてみました。

もう一冊は,

●福原俊一 (監訳) QOL評価学−測定・解析・解釈のすべて− 中山書店 (Fayers & Machin 2000 Quality of Life : Assessment, Analysis and Interpret John Wiley & Sons Ltd)
という翻訳書のうちの1章,項目応答理論と特異項目機能という章を担当しました。


他の章もなかなか勉強になりました。



心理学分野での尺度もここまで考えて
作成されていればなぁ なんてことも
考えながら・・・

以上 宣伝でした・・・

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コメント(2)

福原俊一 (監訳) QOL評価学−測定・解析・解釈のすべて− 中山書店
http://www.nakayamashoten.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=4-521-01891-2
はなかなか面白そうですね。

最近患者満足度のリンク集を作りました。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/data/pschosa.html
QOLのほうはちゃんとした研究が多いのですが、患者満足度はそれに比べると見劣りがします。
尺度がちゃんとできていない。

コメントありがとうございます。

『QOL評価学』は心理学の尺度作成の際には
それほど考えないこと
などもあってなかなか興味深いです。

患者満足度のリンク見せて頂きました。
ものすごくたくさんあるんですね。
驚きました。
かなり充実したリンクで勉強になります。

漠然とですが,
医学における尺度作成での考え方(?)と
心理学における尺度作成での考え方(?)が
違う感じがしました。

コラボレーションができると楽しそうです。

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