2005年1月アーカイブ

一月も終わりというのに,最新記事が
「あけましておめでとうございます」では
まずいですね。

今回は質問紙(アンケート)の様式についてです。

質問紙の様式・形式は多種多様です。
ただ当然のことながら,
同じ研究者が作った質問紙は似通っていると
思います。

この理由は
おそらく研究者は適切かどうかは別にして
“質問紙とはこういうものだ”という
ポリシーを持っているからだと思います。

例えば,
・フェイスシートの
  「この度は調査に協力頂きまして・・・
   中略・・・回答は統計的に処理・・・
   プライバシーを・・・」
 という文面

・評定尺度の選択肢数は4つ

・選択形式(○をつけるところ)は,
 数字よりもアルファベットがいい。
 もしくは線分がいい。

・逆転項目は絶対に入れなければならない。

・調査に対する感想欄は不可欠

・質問紙の最初と最後はポジティブな内容にする

などなど,挙げればキリがないと思います。

こういうポリシーはいつ形成されるのでしょうか。

おそらく調査を何回も実施する中で経験的に
形成されることもあると思いますが,
最初に教えてもらった(参考にした)質問紙の
影響をかなり強く受けるのではないでしょうか。

少なくとも自分自身はものすごく影響を受けています。某N大の先生に・・・。

そう考えると・・・
学部生に聞かれて簡単に
自分のポリシーで答えてしまうのは
ちょっと問題があるかなぁと(笑)

まぁ,最低限の常識さえ守っていれば
特に問題にすることはないのかもしれませんが,
季節柄?聞かれることが多いので
考えてみました。

そうそう,今年の日心の大会ではこのあたりに
関連した発表をする予定です。