心理測定: 2008年9月アーカイブ

うーむ

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以下、個人的意見です

毎度の学力調査ネタです。

先週、今年度の結果が発表されましたが
いろいろなところで波紋を呼んでいるようです。

文科省も結果を公表するなら、
正しい解釈の仕方をちゃんと指導するべきだと
思うのですが。

今回取りあげるのは、これ。

○阪府の順位が悪い
→対策をとるべきだ

という、記事を見ました。

対策? 

どうやら、

PISAに対応した学力の育成を挙げ、「先生方の熱意が効果を発揮するシステムを作れば○阪でも不可能ではない」との見方を示した

らしいのですが・・・

ちょっと考えてみると、

テストで良い点をとるために、勉強する?
 → まだ、これは良い?

全国学力テストで良い点をとるために、勉強する
 → 全学学力テストが、すべての学力をちゃんと測   定できているならそれもありか?

そもそも、TIMMSで考えている学力と、全国学力テストで考えている学力、高校受験・大学受験のための学力、生きるための?学力 すべて定義が違うのです。

英語力といったって、英検の考える英語力、TOFLEの考える英語力、TOEICの考える英語力、コミュニケーションの英語力すべて違うのと同じです。

学力とひとくくりにするから、
的外れな議論になっているような気がしてなりません。

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