wakita: 2007年8月アーカイブ

4月から放置してしまいました

この間、いろいろあって
SASをいじったり(今やSPSSより使用頻度が高い)
若干の医学知識が身に付いたりしています。

タイトルがちょっとキザ?とも思ったのですが、
現在、取り組んでいることです

某高校の教育プログラムの評価部会のメンバーに
なっています。で、周りは質的な研究をされる先生
達で、量的な研究をしているのは僕だけでしょうか。

僕に与えられた役割は、
教育介入をすることで
生徒の目の輝き(そのものに対する興味・関心や
動機づけ)が増すということを
示すことができるようなツールを開発すること。

これ非常〜〜〜〜に難しい。
というか、適切&精度良く測定することは
ほぼ不可能?とさえ思えてきます。

尺度項目を作ることはできても
それに対して生徒さんがどう答えてくれるか。
そこで生じるバイアス(社会的望ましさ)というものが大きすぎるのです・・・

少なくとも教室で、担任の先生が配布して・・・と
やっている状況ではその傾向がかなり強くなってしまいます。

社会的望ましさを取り除いたり
調整したりすればよいという考え方も
あるのでしょうが、個人的には
これもほぼ不可能だと思います。

古典的テスト理論での

 観測得点 = 真の得点 + 測定誤差

というモデルに照らせば、

 社会的望ましさ は 測定誤差に含まれると
考えられます。

 観測得点−測定誤差=真の得点
 
とすれば、真の得点を求めることもできるのでしょうが・・・

 数字上でどんな調整をしたとしても、
それが「正しい」ことを証明するなんてことは
不可能です。
「数字の遊びになってはいけない」のです

 ↑
昔、心理学を学び始めたころに聞いた言葉
(どの授業だったか、先生だったかは
覚えてないのですが、かなり印象に残っています)

ということで、個人的には
社会的望ましさの影響を受けにくい尺度
を作成したいと思うわけです。

でも、それもまた ムズカシイ・・・